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2020/08/10

横浜商大・帯川、野球一家の意地 父・兄に届けた一振り

 横浜商大9-4麻布大付 高校最後の勇姿を見せたい父と兄の姿はスタンドにない。2人が踏んだ甲子園の土も踏めない。「それでも野球ができる。悔いのない夏にする」。思い一つでバットを振った横浜商大の帯川が、夏空に放物線を描いた。

 四回2死。インハイの速球を捉え、左翼スタンドに放り込んだ。「自主練習の成果を出せた」。野球一家の三男坊は屈託なく笑った。

 父祐二さんは日大藤沢の主将として1990年の選抜大会に出場。長男健太さんは東海大相模で2015年夏に全国制覇を成し、次男幸介さんも公立の実力校・戸塚でプレーした。祖母の自宅前に家族で作った防球ネットが3兄弟の練習場。バットを振り込むと、父は何度も「もっと強く振れ」とハッパを掛けてくれた。

 5年前の夏、客席から全国制覇を見届け「いつか自分も」と抱いた夢はコロナ禍でつえた。「悔いを残さずやりきれ」。家族のエールに応えるため「次の打つ」と誓った。

2020/8/10 神奈川新聞

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