2018/07/29

Wエース 切磋琢磨/準決勝

< 横浜商大 0 - 7 桐光学園 >

 「任せたぞ」 「分かった」

 5点目を奪われた5回1死2塁、横浜商大は背番号10の青山からエースナンバーの堤に交代した。ここは後続を抑えて窮地を脱したものの、6、7回に1点ずつ失い、無念のコールド負けを喫した。

 さまざまな小技を絡めて攻撃してくる桐光学園との力の差はあった。しかし、商大の13ぶりの4強入りは、今大会を2人で投げ抜きにはあり得ないかった。

 昨秋は堤が背番号1を付けていたが、春は青山が任され、夏は再び堤が奪い返した。

 お互いの投球について、青山が「ピンチのときこそいい投球をしていた」と言えば、堤は「良きライバルであり、切磋琢磨できるチームメイトだった」。認め合い、キャッチボールも常に一緒だった。

堤が「まだ投げたかった」と声を絞り出したように未練は残る。それでも、最後まで諦めなかった仲間の姿も目に焼き付けた2人は「やり切った」と口をそろえた。

 古くは佐々木正雄(横浜商科大学監督)、その後も田沢純一(米・エンゼルス傘下)ら好投手を輩出してきた伝統を、2人のエースがつないだ。

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再戦も差縮まらず/準決勝

< 横浜商大 0 - 7 桐光学園 >

 終盤の追い上げが得意の横浜商大に、そのチャンスは巡ってこなかった。

 0-7のスコアも、7回コールドの幕切れも、昨秋の県大会と同じだ。待ち望んだ桐光学園との再戦で力負けし、主将の吉田賢は「あの時と変わらなかった。逆に展開したかったのに」と唇をかんだ。

 桐光の左腕冨田に散発3安打。緩いカーブでカウントを稼がれ、難しい球に手を出した。「秋よりもスライダーの切れ味が良くなっていた」と吉田賢。ナインは冬の振り込みで自信をつけたが、相手はそれ以上にレベルアップしていた。

 前身の横浜一商時代を含めて春夏4度の甲子園出場を誇るが、2003年を最後にひのき舞台から遠ざかる。就任3年目の八木澤辰巳監督(46)は「1点を取る執念を桐光さんに感じた。同じ結果を招いたのは監督の私が反省しなければいけない」と出直しを誓う。

 もっとも「打倒・桐光」という目標なしに、この躍進もなかったと吉田賢は感じている。「あの試合で粘れたのが自分たちの全て」という武相との3回戦は8回に4点差をはね返し、準々決勝も終盤追い付いてサヨナラ勝ちした。

 県内最多の部員139人で勝ち取った12年ぶりの4強と、同じ相手に喫した2度目の大敗と。伝統校復活へ多くの糧を得た100回目の夏だった。

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2018/07/28

第100回高校野球選手権神奈川大会準決勝

2018/7/27 横浜商大-桐光学園 @横浜スタジアム

【1回表】1番石島が死球で出塁。2番勝良の犠打が二塁封殺になり、後続も凡退する。

【2回裏】二死から適時三塁打で2点を失い先制を許す。

【3回表】二死から1番石島が投手強襲安打で出塁するも、後続が続かず無得点。

【3回裏】一死から適時打とスクイズで2点を失う。

【4回表】無死から3番齋藤が左前打で出塁するも、後続が続かず無得点。

【5回表】二死から9番大高が四球で出塁するも、後続が続かず無得点。

【5回裏】無死から適時二塁打で1点を失う。

【6回裏】一死から内野ゴロの間に1点を失う。

【7回表】二死から7番露木が一塁内野安打で出塁するも、後続が続かず無得点。

【7回裏】一死から適時二塁打で1点を失い、0-7となりコールドが成立し試合終了。準決勝敗退が決まった。

先発の青山は4回0/3を投げ、7安打5失点と不調。継投の堤も流れを止めることはできなかった。

【出場選手】
8石島
4勝良
9齋藤巧
2吉田賢
7海辺
3籾山
6露木
1青山→1堤
5大高

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2018/07/25

四球幕切れおごらず/横浜商大

< 横浜商大 2 - 1 白山 >

 サヨナラ勝ちの興奮も、12年ぶり4強入りの喜びも試合後のベンチ裏まで取っておいた。「負けたら引退なのは相手も同じなので」と横浜商大の1番石島。押し出し四球の幕切れに、まず相手を思いやった。

 白山の右腕小浦の低めにコントロールされたスピリットに苦しみ、打線は5回までノーヒット。主将の吉田賢は「気持ちが先行して苦手なコースに手を出し、穴にはまった」と振り返る。それでも、じれずに反撃の機会をうかがい、1失点の投手陣に応えた。

 武相との3回戦でも8回に4点差の劣勢をはね返している。終盤の競り合いに強いのは「野球以外でも拓さん我慢してきて、最後に畳みかける集中力を養ってきたから」と石島は言う。例えばスマホ禁止令だ。

 県内最多の139人の大所帯だけに、SNSなどの無用なトラブルに巻き込まれるリスクも大きい。最近は動画を使って技術向上につなげる学校もあり、「うらやましいと思ったこともあるけれど、自分たちは野球に懸けてきた」と石島。8回の同点二塁打にはそんな思いも乗せた。

 準決勝の相手は昨秋に0-7でコールド負けした桐光学園だ。「あの悔しい負けがあったから自分たちは成長できた。きょう一番悔しかったのはずの、相手投手の思いもつなげたい」と吉田賢。おごらない勝者の姿を、保土ヶ谷球場のファンもきっと見ていたはずだ。

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エース力投に充実感/横浜商大

< 横浜商大 2 - 1 白山 >

 8回1失点で横浜商大の勝機をたぐり寄せたエース堤は「守備で踏ん張れれば流れが来ると思っていた。焦りはなかった」と充実の表情だった。

 初回に先制を許したが、以降は立ち直っって8奪三振の力投。9回のマウンドを託された青山も「後半の逆転を信じていた」と無安打に抑え、その裏のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

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横浜商大高サヨナラで4強、堤の好投光る

<高校野球北神奈川大会:横浜商大高2-1白山>◇24日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場

 第1シードの横浜商大高が、サヨナラ勝ちで12年ぶりの4強入りを果たした。

 1-1で迎えた9回裏、先頭の吉田賢吾主将(3年)が直球を捕らえて二塁打を放った。敬遠と四球で無死満塁となり、露木龍翔内野手(2年)が四球を選び、押し出しで決着がついた。

 先発した堤達哉投手(3年)は初回に1点を許したが、2回以降はスコアボードに0を並べた。8回を被安打5の8奪三振で1失点に抑えた。

 勝利のきっかけを作った吉田賢は「投手ががんばってくれていたのに、ふがいなかったので、なんとかしてプレーで先頭に立ちたかった。1打席にかける思いは強かったです」と振り返った。4強入りを決め「1、2年の夏は1点差で負けてきた。(今年は)1点多く取って勝てたことが、自信になります」と笑顔だった。

 準決勝では、昨秋の県大会4回戦で7回コールド負けを喫した桐光学園と対戦する。1点も奪えなかった悔しさを糧に、昨冬は打撃に重点を置いてトレーニングを積んできた。「その敗戦から成長できた。横浜スタジアムという最高の舞台で成果を出したい」と意気込んでいた。

 八木沢辰巳監督は試合前、応援に駆けつけたたくさんのOBから「頑張れよ」と声を掛けられたという。「伝統を大事にしながら、声援をいただいて、(甲子園まで)あと2試合を戦えたらと思っています」と話した。

2018/7/24 Nikkan Sports

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2018/07/24

第100回高校野球選手権神奈川大会準々決勝

2018/7/24 横浜商大-白山 @保土ヶ谷球場

【1回表】二死から適時打で先制を許す。

【8回裏】7番露木が中前打で出塁、8番代打佐藤は犠打失敗で倒れるも、9番大高が犠打で二死2塁とすると、1番石島が左翼線二塁打を放ち、露木が生還し同点とする。

【9回裏】4番吉田賢が左越え二塁打で出塁。5番海辺は敬遠四球、6番籾山は四球を選び、無死満塁とすると、7番露木の押し出し四球でサヨナラ勝ち。準決勝進出を決めた。

先発の堤は8回5安打1失点の好投。特に2回から6回までは1四球のみで安打を許さなかった。7回に捕まりかけたが捕手の2塁牽制、自身の1塁牽制でピンチを凌いだ。

【出場選手】
8石島
4勝良
9齋藤巧
2吉田賢
7海辺
3籾山
6露木
1堤→H佐藤→1青山
5大高

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2018/07/23

吉田賢5打点大暴れ

< 横浜商大 8 - 1 上溝南 >

 県内最多139人で臨む横浜商大の主将にして4番の吉田賢が、4安打5打点の大暴れだ。

 過去2戦で1安打だった主砲はナインにこう宣言した。「次は俺が引っ張る」。初回、1死3塁から中越えにアーチを架けた。8回には右翼線へ3点二塁打でコールドを決めた。

 1、2年の夏は2年連続で1点差で終わっていた。主将として「私生活を含めた全てが1点の重みにつながる」と説いた。その思いはすぐには届かず、三塁大高は「吉田は周囲が付いてこなくてプレーに集中できず、打撃に苦しんでいた」とおもんばかる。

 模範となろうと決めた。家には「革靴を磨くこと」と張り紙をした。「常に足元から見つめることが、目配り気配りにつながるから」。愚直な姿勢に、八木澤辰巳監督(46)は「その必死さに打撃が付いてきた」と語る。

 帽子のつばには、こう記す。139人の意地-。打てば4番、守れば扇の要のキャプテンが、ぴかぴかの革靴を履いて思いを体現していく。

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2018/07/20

下位が逆転の突破口

< 横浜商大 9 - 8 武相 >

 4点を追う8回。「この点差をひっくり返すには、打つしかない」。第1シード横浜商大の八木澤辰巳監督(46)は強攻策に打って出た。

 無死1、2塁から下位打線の3連打で2点差。勝良の中前打であと1点。なおも1死満塁から3番齋藤巧だ。内角低めの直球に腕を畳んで反応し左翼線へ走者一掃の二塁打で大逆転となった。

 「強くたたくことを徹底してきた」と齋藤は満面の笑み。武相との実力校対決を制した指揮官も「どこからでも得点できる商大の野球だった」と誇らしげだ。

 「きょうの戦いは必ず次に生きてくる」と齋藤。15年ぶりの聖地を目指すナインが、大きな1勝を手にした。

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2018/07/15

横浜商大高 監督助言で後半に打線爆発/北神奈川

<高校野球北神奈川大会:横浜商大高10-1多摩>◇15日◇2回戦◇サーティーフォー保土ケ谷球場

 第1シードの横浜商大高が多摩を7回コールドで下し、3回戦に進出した。八木沢辰巳監督(46)は「初戦だからか選手は硬くなってましたね」と言うように、序盤は多摩のエース壽藤泰生投手を打ち崩せず、1点を先制され、劣勢が続いた。

 4回に八木沢監督が「まじめにやりすぎ。もう少し落ち着いて」と助言すると、5、6回に打線が爆発。この2回だけで8安打を集中し、10点を奪った。ホームランを含む2安打4打点の3番斎藤巧外野手(3年)は「昨夜は緊張して食事も喉を通らなかった。初戦で2本出てホッとしている」と胸をなで下ろした。

 第1シードではあるが、昨秋は桐光学園に、今春は東海大相模にコールド負け。吉田賢吾主将(3年)は「2校を倒して絶対に甲子園に行く」と目標を力強く語った。

2018/7/15 Nikkan Sports

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